ローズウッドと桃の木を巡り、夢の中にある甘酸っぱくてライトな香りに誘われ、好奇心に順従して冒険へ。

歩み続けると、ラベンダーの淡く優しい香りや、日差しに包まれるようなコットンの暖かい匂いに導かれて、 時には遠くからはミモザの香りが漂ってきて、時にはピンクペッパーが耳元でひそやかに笑ったような可愛いイタズラ。

甘いキャラメルに従って、夢の中で探し求めていたものがいつか見つかる。

夜が訪れ、まるで夜を支配する主がマントを広げ、杉の林を包み込んでいる。

ベルガモットとビターオレンジは、彼が迎えに来た足音。彼が通り過ぎた土地では、マントの下に漂うウッドとタバコの煙の残り香が残る。

夜中に行先を見失ったなら、彼の名前を呼ぶと、ジャスミンの香りで進む道を示してくれるだろう。

苔にひとしずく、新しい一日が再び訪れる。

夢に誘う甘美な香り。
フリージアの透明感のある香りが、淡い木蘭とスイレンと交わり、まだ誰も知らない花畑を彩る。

空高く響く歌声に合わせて、つま先が一歩踏み出し、香り高い花の小道と澄んだ川で踊り始める。

まるで裸足でいるかのように、暖かい大地を肌で感じる。
夢の中の歌声は、心に永遠に響くアリア。

蝶は、カシスの香りに引き寄せられる。
凛としたプチグレインの香りとアイリスの淡い香りは、まるで彼女の微笑みのよう。

静かなエボニーの香りが、この夢が護られてることを告げている。神秘的な香りの下に、琥珀のような輝きを追い求める。

夢の中で見た幻は、心の底に望んでいるものなのでしょう。